私はこのホームページで「本門仏立講護法信衛連本薫寺と現代科学トランスパーソナル」というテーマで前に述べているが、トランスパーソナルという心を土台とした科学の起こりは視座の次元を高め、宗教への一歩近寄ったものであり、従来宗教者として述べられなかったことが述べられる機会になったということである。
ユングは自然界の事象としてシンクロニシティー(共時性)等を言い、それが投影の元とせられる魂と称せる無意識の世界の自立性を論じている。そして偶然的に見える事象にもその相関関係があることを視座の次元を変えて言っている。しかし私はそれに更に言いたいことは、シンクロニシティーという自然現象界の事象だけでなく、この自然界に仏の世界からのはたらきがあり、現象界の次元の姿も変わるという不思議な事象があるということである。それが経力御利益現証である。この経力御利益現証によって仏の世界、菩薩の世界があることが証明される。それ故、本門仏立講護法信衛連本薫寺は経力御利益現証を主体としての法を広めている。従来、この経力現証御利益を仏立宗内でもオカルトとか何とか軽視して、言葉のみにて実際の救いがないということは仏祖宗祖の教え違背になるのではないか、また経力御利益は正法の法に帰すべくの現証御利益であり、利欲権力を求めるものでもなく単なる祈祷まがいであってはならない。真実人間の価値向上を来す現世成仏という現証(現の証明)でなければならない。
その実例として昨年末本人より送付してきた現証御利益談を掲載する。
草刈マス子(母)壊疽の御利益
糖尿病が悪化して足に血が通わなくなり、足が腐ってゆく病が御利益を戴き
更に、娘たちの親に対する心が変わって円満な家庭になった御利益
平成7年助行 3月18日〜22日 5日間
本薫寺 北九州教区若松組 筆者 娘 山崎順子
私の母は、75才です。長年糖尿病を煩っておりました。昨年よりはそれが悪化し、足が重たく、痛みが出て来て、歩くのも次第に困難になり糖尿病悪化の兆候が出て来ました。
今年に入ってから、一段と足が痛くなり、病院に行きました。外科の先生に足を診てもらいますと、左足の股の所から血が流れていなくて、両足共壊疽になっていると、言われました。
それで、母は田川市立病院に一時入院し、血管造影という手術をすることになりました。手術は4時間かけてしました。手術が終わりますと、先生より、「お母さんの、股の所の血管の中の血が硬く、上から突いても、下から突いても、びくともしない」と言われました。
この日の、手術は、母の痛みと、疲れが残っただけでした。
実は、母と私とは家は別々に住んでいましたが、折りも折り私宅で月並に受ける個別の御助行がありました。私個人の信心増進のため皆さんが御題目を唱えて戴くという席でしたが、今年組長になられたばかりの小野組長さんが、母のことはなにもご存じなく、『お母さんは、どうされていますか』と聞かれました。私は、それまで誰にも母の病気の事を話していませんでした。小野組長さんが何となく気にされたのでしょう。それで私は初めて、これまでの母の事、又、今母が、苦しんでいる病気の壊疽の症状、そして、病院の先生が、無駄におわった手術の事で、このままでは、2週間後には、足を切る覚悟もしてほしい、と言われた事、又、母も観念している事をお話ししました。
組長さんは、即座に御助行しましょうと言われ、私も、組長さんの母に対する、心からの思って下さる思いが有り難く思いました。
そして、3月18日、この日より、私の家で、御助行が始まりました。組長夫妻と、私とで、母を思う心一心で、御宝前にお縋りしてお唱えしました。
母の足の状態は、両足共、膝より下、色が悪く全体が、茶色で、足首より下が、大きく丸い、濃い紫色の斑点が散らばっていて、両足指の付け根より下が、全部濃い紫色の壊疽です。
3月19日、再び母は、入院しました。
この日、母の足を見ると、濃い紫色の大きな斑点の中に不思議なことに、肌色が浮いて、散らばってきています。その日の夜、組長夫妻に母の足に変化が、出てきている事を報告しました。
ご法さまのお計らいを戴いて来たと、組長夫妻と私とで、うれしくて一生懸命お唱えしました。
3月20日、お昼、母の病院に御供水を持って行き、足を見ると、濃い丸い斑点が不思議になくなっています。
この日の夜、御助行に初めて西川の姉が来ました。助行が終わり、組長さんは、昨年組長さんの亡くなったお父さんに対して、ご自分たちがお仕えしたお話を姉に話されました、ご自分たちは、お父さんが悪くなった時は、毎日欠かさず車を走らせて半年間夫婦で会いにいった事など、子として親への在り方を懇々と諭され、御講師様が絶えず人の道はずれた心の御信心はありませんよと言われていたでしょうと、姉に、組長夫妻涙してお話しされました。西川の姉も今までは、頭では分かっていたのですがと言い、姉も涙してこれから改良すると誓いました。
そうしましたら、姉が今まで痛くて、たまらなかった自分の体の痛みが、嘘のように即座になくなったと言いました。この現証御利益を感得して、姉は真からの改良ができました。組長さんは、西川さんの改良が出来た事で、きっと明日、お母さんも良くなっていますよと、言われました。更に、姉に今感じた事を福岡の妹さんにも言ってください、と言われました。
次の日、21日、御助行に組長夫妻、御信者さん、私とで、御助行が終わり、病院に行き昨日の組長さんによる、姉の改良が出来た事を、母に話しました。
この日、組長夫妻も、病院に来られてました。母は組長夫妻に手を合わせて、このことは親として何十年、待っていた事か、親として出来なかった事を、成り代わってして頂いて本当に、うれしいと、涙して感謝していました。
そして、その日から母の症状が変わりました。トイレに行きたくなったと、一人で自分の足で歩いて病院のトイレに行ったとの事です、今までは、足の痛みから、ベッドの下に置いてあるベッドに付いてあるトイレでしていたのです。それが、一般のトイレに一人歩いて行ったというのですから驚きました。
母の足を見てみると、両足共、指の付け根までが赤色に変色し、あと指の下裏の部分を残す状態になりました。母は、足を組長さんに見せ、足がある事を感謝し、共々によろこびあっておりました。
3月22日、御礼助行という事で、組長夫妻、御信者さんとで一生懸命御題目をお唱えしました。 次の23日、母の病院に行って、足を見ると、なんと左足全部肌色、そして、右足の小指と薬指のこの2本だけに、少し色が変わっているだけで、後は、肌色になっていました。この2本は、娘たちの改良にかかっているのだなあと思いました。
その後、間もなく母は退院、少し色が変わっていると思っていた小指も薬指も何時の間にか奇麗な肌色になっておりました。私たち娘三人も母親に対する思いの至らなかったことを反省改良し
これからは大事にしてゆこうと話し合いました。
平成7年8月16日
すっかり良くなり、歩ける母と私たち娘四人、小野組長夫妻とで、北九州若松から本寺鹿児島本薫寺に、御礼参りをさせていただきました。そしてお導師様に母は、『このご法様で足が腐って切らなければならないという大病を助けて戴きました。その上、何より有り難いのは娘たちが心が変わって本当に良い子供たちになったことです 有り難うございました』と涙をだして御礼を申し上げておりました。
平成7年10月20日
定期検診で母と病院に行きましたら、外科の先生が、母の足を見て、一言『お見事』と、言われました。
今の、母の症状は、長年煩っていた糖尿病も、インシュリンを打たなくなって、薬を飲んでいますが、それも、母が飲み忘れが多い程です。しかし、血糖値は、まったく正常値です。
私は、母の壊疽という、生命に関わる大病を組長さん初め、組内の御信者さんと、一体になって御題目を唱える事によって、見事な現証御利益を、見させて頂き、この事を忘れず御奉公して行きたいと思っています。
又、組長さんから、御助行に対して、人の苦しみを我が苦しみと、とらえられるようにと、そして、菩薩の心になって唱えるんですよ、と教えて頂きました。
有り難うございました。