寺報1号

御利益談 義母の御利益・〃癌がなくなった! 

一城西六本鹿組甲斐久子

今年の一月末、砂夜子義姉より電話があり、“母が具合が悪いとの由、近医で胃透視をしてもらったら、胃が変形している、内服したら良くなるでしょうと言われたそうだが、顔色が悪く食欲もなく、やせてきている”との事でした。それで私は休みの時、大口に主人の母を迎えに行きました。

二月四日私の勤めている病院(編者注・鹿児島市内最有数の外科病院)で、受診、採血、レントゲン等を受け、二月七日には胃透視をしていただきました。その時すでに鶏卵大の腫瘍が出来ておりました。母は若い頃、伯父の病院で手伝いをしておりましたので、少々医療に対して知識をもっており、勘のいい人なので、私はどのように説明したら良いだろうか等と考えておりました。先生の説明も簡単で一日も早く胃カメラを受ける様に勧められましたが、予約がいっぱいな事と母はたいした事はないと思ったらしく、この次ゆっくりとしてもらったらと言いましたが、私は気になり予約を早目にしてもらいました。わたし自身レントゲン写真が気になっていた事と、前日した腹部エコーの結果膵臓の血管が腫れていて(転移も考えられます)、これも又精密検査をしなければならないと言われたこと等からです。事実精密検査も予約がとってありました。診察室を出る時、看護婦さんが母にわからない様に病棟で(私の勤務場所)説明しますと言われドキッとしました。

その日私は夜勤で夕方から出勤だったのです。母と待ち合い室で薬が出来るのを待っていましたら、ポツリと母が『もし癌だったら手術しない事、痛み止めで早く楽にしてほしい』と話すので、まだこのご信心をしていない母にですが、『そんな事になったら御法様におすがりしましょうよ』と話すと母はこっくりとうなづきました。その日、母は大口に帰って行きました。先生からの説明とレントゲン写真ではっきりと胃癌である事を告げられました。場所的にもわかりにくい所らしく三人の医者も、よくわかったなあーと、レントゲン写真をみていらっしゃいました。他人の癌病巣は平気で見られる自分なのに身内となると身ぶるいするような不安に陥りましたが、何としてでも御法様に助けていただかなければと強く思いました。すぐに砂夜子義姉に電話し、大口の長男義兄夫婦にも連絡し皆おどろいた事は言うまでもありません。主人は声を出して泣いておりました。砂夜子義姉はすぐに大口の弟夫婦(長男)に母を信心させるように大げんかしながら折伏して夜を明かし、朝がた四時三十分にお寺へ行き御祈願に入りました。この事は私は知りませんでした。私達夫婦と義姉は御法様にお願いする以外にないと一生懸命お願いし二月九日大口に母を迎えに行きました。母には結果が悪かったと話しました。この時私達は母を信心させる為連れて帰ろうと決心し大口に行ったのです。

主人と義兄は信心の事で言い争いになり主人もあとには引かないのです。

義兄が母にたずねました、『お母さんはどうしたいのか』と。母は『御法様におすがりしたい』と言われ、この時私は涙が出る程嬉しく、これでお母さんはご信心ができると確信しました。義兄も母の一言で信心する事に納得してくれました。謗法払いも出来、義兄も何かと協力してくれました。御経力の中で母の教化が出来た事は言うまでもありません。以前より何回となく砂夜子義姉や主人が母に折伏をしてはおりましたが、大口という因習の深い地域で、これといった問題もなく生きてきた母は信心をしたい気持ちはどこかにありながらも入信はしてませんでした。担当のお講師様が地方の御奉公から帰られた二月十三日一切の謗法を払って入信させました。それから主人も仕事を休み母と御祈願に入りました。

中日の頃、主人が私に『母が大口に帰りたいと言い出した。お題目をあげる気持ちが薄くなったのではないだろうか!』と言いますので、私は思い切って母に病名を言ったほうが良いのではないか、ご法様にお尋ねしょうとご祈願しました。そうしたら心も決まり母に胃癌であることを話すことが出来ました。母も動揺する事なく冷静に受け止め “それならしっかりしなくてはいけないね”とお題目がさらに真剣になったようです。

二月十七日淳説お講師様に『日数がないのです』(注、胃カメラが二月十九日予定の為)と母が言いましたら、『日数ではありません』と言われ、一生懸命やろうと思ったと話しておりました。家でもお題目四〜五本あげていました。組内のお助行もいただき、お薬も飲まさず、お供水とお題目で御法様におすがりしました。

二月十八日お寺でお導師様にお会いし“癌が治りますよ”と言われたと嬉しそうに話してくれました。お導師様は母が胃癌だとはご存じなく、癌にかかられた方が癌が無くなる御利益をほとんど頂かれていることから『癌が無くなりますよ』と初入信の母に言われたそうです。

お供水とお題目を一生懸命素直正直に信心をした母に大きな御利益をいただいたのは言うまでもありません。二月十九日胃カメラの結果、胃癌は消えていたのです。あの日の嬉しさとありがたさは今でも忘れることはできません。検査しながら先生が「おかしい、おかしい」と胃カメラであっちこっちさぐられ、 ものすごく苦しかったと母は話しておりました。付き添って来た長男夫婦も目の前で現証を見させていただき、一言も言わず喜んでくれました。それからも母をはじめ砂夜子姉、私達夫婦御法様に助けていただこうと一生懸命お願いしました。その間に持病であった腰痛も歯の痛みも便秘もいつの間にか治っていたのです。

母は今一生懸命お題目をあげています。助けていただいたのだからと、素直正直に御法様を信じている母に本当に純なご信心の姿を見る思いがします。母を見習いながら大きな御利益現証を見せていただき改めて信心のありがたさを感じている毎日です。ご信心を素直正直にさせていただいて母を助けていただき、わたし自身信心を増進させて頂く機会を与えて頂いたことを忘れることなく、これからも益々御奉公させていただきたいと思っております。ありがとうございます。 (尚、癌細胞の組織検査も異常ありませんでした)